見掛け倒しのIT技術者①

当社は、土曜日お昼13時~18時まで、無料でほぼマンツーマンでJava言語の研修を実施しています。
今回はそこでの話です。

ある日研修を受けに来たIT技術者は、Java開発のキャリアが5年もあり、年収もほどほど貰っている人でした。
しかし、いざ実際に当社の研修を受けてみたら、JAVA、オブジェクト指向、
データベース、フレームワーク・・・全部、基礎から分かっていないのです。

フリーランスで、どこかの派遣会社に属しているのでしょうが
その派遣会社、又はそのプロジェクトの技術的な要求レベルがどうなっているのか不思議でたまりませんでした。
(その理由は、推測になりますが、契約のために実力以上の環境にいたことではないでしょうか。
2次請け、3次請けで、プロジェクトへの参画人数が必要な時は、1次請けから予算をゲットするために、
実力が十分ではないメンバーで数の調整をすることがあります。
しかし、実力が追い付かない限り、プロジェクトのその他のメンバーに負担がかかります。)



見掛け倒しのIT技術者②

応募者の中に地方高専情報学科卒、有名国立大情報学科卒、IT資格数多く取得している方がいました。
採用し開発現場へ参画させましたが、全く力を発揮出来ず活躍できませんでした。

おそらく暗記は得意だが、要点・ポイントを掴む力が弱い。
そのようなタイプで、経歴書や資格だけでは判断できないものがあると実感しました。



見かけ倒しのIT教育者

昔IT教育の専門学校を開催したいと思い、顧問税理士に相談したところ
業務を遂行できるレベルになるのは100名中、4~5名ぐらいで採算とれないと
指摘されたことがありました。

ちょうどそのころIT専門学校先生の応募者の方が来ました。

Java研修の講師も担当しており、実際研修を受けてもらいましたが
現場に出せるレベルでないと判断しました。

教育現場で教えるJava知識だけではJavaの開発現場に出すには足りないということを実感しました。